34:「傷は引きずらない」
2月の本番が終わり、3か月が経ちました。
アル・スオーノは、新リーダーOさん中心に、来年の発表会(2/9)に向けて本格始動しています。新メンバーの加入や、ホームページのリニューアル等、新しい風が吹いてきて、なんだかわくわく♪。
5月20日。新しい曲に取り組み始めて3回目の練習。まだまだ「楽譜通りに弾くことで、頭がいっぱい!」というメンバーも多いこの時期の掟は、H先生のお言葉より「傷をひきずらない」です。生きている限り「あ~、やってしまった・・・」という傷は避けては通れないもの。色々ありますよね。思い出したくない、あんなこと、こんなこと、私は結構ひきずるタイプ(苦笑)
演奏中も、大なり小なり「あちゃ~」があります。なかなか弾けない箇所に気を取られ、そこだけ自分の中ですごく気になることも。でも、ひとつの曲を大きな枠として捉えたとき、失敗やテクニック不足は枠の中のほんのわずかな部分にすぎません。
音楽は動く歩道のごとく、常に前へ前へと進んでしまいますから「ほんのわずか」に気を取られて、全体の枠に影響を及ぼすより、言葉は乱暴ですが、アンサンブルの場ではさっさと失敗を切り捨てて、次へと気持ちを立て直すほうが結果的にはきれいな枠に仕上がるはずです。それに、自分の苦手を誰かがカバーしてくれるのも、アンサンブルの良いところだったりします。
もう一つ。私も含めて、ことある度に顔に出る正直な方も(笑)。知らん顔していればわからないのに、表情をみるだけで「あ、なんかやらかした!」とわかってしまうなんて、ちょっと損だし、本番だと聴いているお客様が不安になります。
「失敗や苦手」を個人練習で乗り越える努力は必要。でも一部分のために全体を壊してはもったいないかな、と思うのです。
今年はジブリにバッハにアンダーソン、と、全くテイストの異なる3曲で、聴いている方々も楽しめるラインナップ。まずは自分のお気に入りの1曲を中心に練習頑張りましょう!
0コメント