35:「ビートは音楽の魂」

久々の掟更新。今回は「ビート」のお話。ビートとは、日本語でいうと「拍」。例えば4分の4拍子であれば、四分音符(?)がその曲のビートになります。8分の6拍子であれば、8分音符3個分の符点四分音符(?. )をビートして捉え、大きく2拍子として捉えます。

私はこの4月から、リトミックを深く勉強するための学校に通っているのですが、ここで最初に取り上げられる内容で、基本中の基本の一つの要素が「ビート」です。もっと有機的な言い方で「音楽の脈動」と言ったりもします。素敵な表現です。

聞こえてくる音楽のビートを見つけて、手を叩く、歩く(走る)等していくうちに、そこに一定の秩序があることが見えてきます。1,2,3,4、の繰り返しだったり、1,2,3、の繰り返しだったり。それが、拍子です。ビートが常に一定の間隔で刻まれているからこそ、拍子を感じることができる、というわけです。 リトミックの授業で、しつこいほどに(←先生には失礼ですが)「ビート」を叩いたり、歩いたり、身体を動かしてして遊んでいた、もとい、研究していたある日のレッスンの帰りの電車内でのこと。

レオポルド・モーツァルト著 塚原晢夫訳のバイオリン奏法(全音楽出版社)、という本を読んでいたら、嬉しくなる一言発見。それこそが今回の掟「ビートは音楽の魂である」です。

~以下は本文より引用~

「拍はメロディーを作ります。従って拍は音楽の魂です。それは音楽を生き生きとさせるだけでなく、全ての成分を正しい秩序に保ちます。拍は種々の音符が弾かれるべき瞬間を決めます。」

ありがたーい教えはこう続きます。

「多くの人はしばしば拍子が欠けていて、それさえあればもっと進歩したでしょうし、評判も良くなったでしょう。この欠陥は初めに拍子をおろそかにしたためです。」

・・・いたい。つきささる。よく言う「リズム感」に直結。

「教師は、生徒にバイオリンを渡す前に四分音符をリズミカルに熱心に拍子をとることを教えなさい。」

・・・ははぁ!!!

ご子息ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト様も、お父様の教えを受けて成長されたのでしょうね。1756年に完成したこの「バイオリン奏法」には、今のヴァイオリン奏法とは異なる部分も多少見受けられますが、「ビート」が非常に大切であることの他にも、音楽について非常に詳細な説明をしていて、それらは今私たちが知っているクラシック音楽の楽典とほぼ変わりません。

「ビートは音楽の魂である。」今月は偉大な音楽家のお言葉を肝に銘じ、魂のある演奏をしたいですね。

al suono

アル・スオーノは、 愛知県名古屋市で活動する社会人ヴァイオリンアンサンブルサークルです。

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